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新型コロナウイルス:中国の状況

緊急事態宣言により新型コロナウイルスの増加も抑えられましたが、緊急事態宣言が解除されてからまた徐々に1日の感染者数が増えていき、現在では全国で1日100名ほどの感染者が発生しています。

世界的にみても日本人は良く言えば「真面目」、悪く言えば「神経質」なところがあると思っており、それでも中々感染拡大は抑えられないものなのだなと思います。

世界的に見ても現在は後進国と言われている国々に飛び火し、猛烈なスピードで感染者を増やしていますが、感染拡大初期の先進国各国は一部を除いて日本と同じような状態のようです。

発端となった中国は?

さて、その発端となった中国の感染者の推移が謎です。
「そんなのみんなわかってるよ!」と聞こえてきそうですが、あえて文章にしてみたいと思います。

中国の感染者は発表は本当?

武漢からイタリアに飛び火して皆が知るところになった新型コロナウイルスですが、その後1カ月ほどしたら中国ではほぼ終息し、その後の正式発表では「ほとんど増えていない」状態です。

しかし、その他の全ての国の推移を見ていると、可能性は3つあると思います。

1.「世界各国の対応が悪い」
2.「中国の対応が素晴らしい」
3.「中国が嘘をついている」

1.世界各国の対応が悪い

可能性としてはあり得るのではないでしょうか。

未知のウイルスに関して、正しい対応が出来ていないかもしれないのは、普通に考えたら当たり前のことです。

私の中でも若干意外だったのはアメリカの感染拡大です。

通り一辺倒で考えると、アメリカは世界各国を牽引する国であり、全てにおいて高水準であると思っています。

が、感染拡大についてはどこの国よりも歯止めが掛かっていません。

「イタリアは感染が拡大しやすい国民性」というのがテレビで連呼されていた頃がありましたが、アメリカも国民性の為なのか、政治的な問題からなのか、世界中どこの国よりも感染が拡大した状態となっています。

ただ筆者はアメリカという国が好きなので、少し贔屓目で見てしまうのですが、「(ある意味恥になるのに)ちゃんと感染者数を正確に公表している」ように見えて、その結果、その他の国がアメリカに対する渡航の対策をしっかり立てられる為、非難する気は微塵もないです。

アメリカは例外となりますが、その他の先進国は概ね同じような感染者増加のカーブを描いています。

ある程度感染拡大後は各国共に日本でいうところの非常事態宣言を発令しており、その後、同じような感染者が抑えられている様が伺えます。

そこから推測するに、世界各国の対応はそこまで悪いものではないのではないでしょうか。

2.中国の対応が素晴らしい

一方、中国の対応はどうなのでしょうか。

中国は2月に8万人に達した後、3月に入ってから今までの4か月間、ほとんど感染者は増加していません。(との発表になっています)

これが事実であるならば、中国の感染症対策は「世界中どこの国よりも優秀」となります。 ※一部同じようなカーブを描く国(スイスやアイルランド等)もあります。

確かに医療水準もここ数年で驚くほど進歩した中国なので、その可能性も有り得るのかな、とは思ってしまいます。

加えて、国土の広さ。

これは感染拡大が抑えられる要因になるのかと思います。

ただ、同じように広大な土地を持つロシアや、それに準ずる国土を持つアメリカ、ブラジルなどの感染拡大を考えると、国土の広さはあまり関係ないのではないかと思います。

それに加えて以下の理由から、「世界中どこの国よりも優秀」な説は否定されてしまうのではないでしょうか。

・中国の感染症対策が優秀だとしても、断トツの結果すぎる。
・中国の感染症対策が優秀だとしたら、そもそも感染を拡大させた事と矛盾する。
・何よりも体面を気にする国民性、隠ぺい体質。

3.中国が嘘をついているのか

結果として、中国が嘘の発表をしていると言わざるえません。

今回の新型コロナウイルスが武漢から発生していますが、武漢のウイルス研究から漏出した説があります。

火の無い所に煙は立たずと言いますが、中国で2つしかないウイルス研究所が武漢にあり、しかもそこでコロナウイルスの研究もしており、いくら野生動物を市場で扱っていたと言われても、偶然にしては出来過ぎています。

むしろそんなウイルス研究所があるお膝元の武漢で発生したのであれば、感染症対策も何も行っていなかったという事になり、現在の結果と真逆の感染症対策水準であったとしか言いようがありません。

それがものの1~2か月で世界最高水準へと変貌を遂げた、、、有り得ないですよね。

また、そもそも中国では昨年の内に新型コロナが蔓延していて、今年に入ってから報告があった時には既に終息期に入っていた説もあります。

確かにそうなのであれば、現段階でどこよりも終息している事についての説明になりますが、だとしたらもっと早く世界中に飛び火してて然るべきだと思います。

何よりも個人的に痛かったのは3月に拡散していた動画です。

医療従事者がマスクを外していく動画です。

普通に考えたら、あれは感染症対策の観点で「悪い例」ではないでしょうか。

あくまでも政治的に終息をアピールする為だけに作られているのは明白です。

とてもではないですが「感染症対策水準が高い国」のやる事ではないと思います。

以上のことから、中国は正確な発表をしていないと私は思っています。

なぜこうなったのか?

千年以上前に中国で発明された印刷、火薬、羅針盤がありますが、印刷は文学を、火薬は戦争を、羅針盤は航法を劇的に変えたと言われています。

つまりその時点での世界最先端の国は間違いなく中国であったと言えるでしょう。

それが今では模倣文化(各種海賊版など)と言えば中国であり、ここ最近で中国発のモノやサービスなど革新的なものを耳にすることもありません。

とある調査では、中国人の実に9割が「正直者は損をする」と回答したそうです。

一方、アメリカではジョージ・ワシントンの桜の木の逸話があるように、「正直者であれ」というのが好まれるのは間違いありません。

ともすれば、中国とアメリカが対立するのも納得ですね。

新型コロナウイルスにより、中国離れが進んでいると聞いています。

過去に中国に住んでいた事もあり、中国人に助けられたことも多々あります。

中国の歴史も大好きで、三国志などは今でも読み返してしまう事があります。

そんな中国が少なくとも今のままでは世界の先頭に立つ姿は想像できず、世界中から「信用できない国」と思われてしまうのは、私がそう思ってしまうのでは、納得する一方、残念でなりません。

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